残留決定の阪神・近本 期限までの11日間、本当に悩んだ「ファンとチームメートとまた喜びを分かち合いたい」【一問一答】

 虎党の願いが届いた!阪神の近本光司外野手(31)が11日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留することを発表した。球団と計10時間に及ぶ話し合いの末、来季もタテジマに袖を通すことを決断し、複数年を結んだ。兵庫県西宮市内の球団事務所で会見し、「甲子園でファンの方の歓声の中で野球を続けたい」と来年以降もリードオフマンとしてチームを支えていく決意を語った。

 以下、一問一答。

  ◇  ◇

 -残留の決め手は。

 「甲子園で7年間やってきて、ファンの方だったり、その歓声だったり、その中で野球するっていう素晴らしいことをこれからも続けたい、楽しく野球をしたいなと思いました」

 -今日は球団とはどのくらい話をした。

 「累計は10時間です」

 -球団からはどのような話が。

 「コンスタントに毎年大きなケガなく、成績を安定して残してくれたっていうところを評価していただいた」

 -それを聞いてどう感じた。

 「成績を残すとか、ケガして離脱するとかではなくて、本当にすごい成績を残せたかって言われると、そうではないと僕は思っているので、これから先、引退に近づいてくるので、そういった意味では安定して、常に期待に応えられる選手でこれからもいたいなと思います」

 -チームメートには相談したか。

 「相談というか…話はします。僕の権利だから、納得いくところまでっていうのは、こうした方がいいよとかっていうのは、選手それぞれ言ってましたけど、それも踏まえて、自分の意思を自分が決めた決断です」

 -この決断に至るまでの時間は長く感じたか。

 「めちゃくちゃ長かったです。いろんな話をしましたし、契約以外のことも話しましたし、11日っていう期限がある中で、自分の決断と自分の思いと、本当に悩みましたし。でも最終的には、また来年からまた頑張ろうっていうモチベーションを持ってやることを決めたので、また来年が楽しみだなと今思っています」

 -試合が全部終わってから考え始めたのか。

 「シーズンが終わって、日本シリーズも終わって、しっかり僕の思いを自分で理解しないと、自分の意思で決められないなと思ったので。それにしっかり時間をかけて。そういった意味では長かったと思います」

 -プレーに関しては、常に考えて思考をやめないイメージがある。プレー以外のことを考えるのは難しかったか。

 「細かいところとかね、本当に雑なんで。まあいいかっていう性格もあるんで。でもやっぱり自分の大事な、これから先あと何年野球ができるか分からないので、その中でモチベーションっていうところを大事に球団に伝える。球団からもそういうところを話し合って、野球以外でもそういうところを考えるのはこれから先、何回あるか分からない。いい経験できたかなと思います」

 -野球以外の話をしてとはどういう意味か。

 「例えばこういうFAになった時に、普段話をしている人と違う立場で、違う対面の中でどういうふうに話をするとか、どういうふうな言葉を使っているか、僕がどういう思いを感じるのか、どういう感情が出るのかっていうのはこういう機会しか僕たち選手はないので。皆さんみたいに営業だとか契約がどうとかっていう機会は選手はないので、それを僕はここまでの何日間、10日ぐらいですか。10日ぐらいは。そのうち数回ですけど、そういう意味で野球とは違うところ。楽しみながら、聞いてました」

 -他球団の話を聞いてみたいとは思わなかったか。

 「いろんな選択肢がある中で、そういう選択肢もあると思うので。行使して他の球団の評価もありますし、行使せずに球団に残る選択肢もありますし。いろんな選択肢がある中で、僕はやっぱりタイガースの、特に甲子園球場のあの歓声の中でやるという、それに代わるモノはないかなと思っているので。それと他球団の評価というのをてんびんにかけることもしなかったかなと思います」

 -近本にとって阪神はどのような球団か。

 「小さい時からタイガースを見てきて、まさか僕がタイガースのドラフト1位で選んでいただいて、すごい縁がある球団だなと思いました。このチームに入った時は11年、12年優勝していなかったんで、何とかこのチームで優勝したいっていう思いで頑張ってきて。2年前と今年優勝することができて、本当にこのチームで頑張ってきてよかったですし、それをまたファンの人と球団の人と、またチームメートと、それに関わるような人と、また喜びを分かち合いたい。それをモチベーションに、また個人的にも今までよりも楽しく野球できたらいいなと思える球団です」

 -残留を決めた。どのような姿をファンに見せていきたいか。

 「楽しくやっているところ。楽しく、新しいことに挑戦して、年齢を重ねるにつれて体も変わってくると思うんですけど、それも僕の野球人生だと思いながら、いろんなことにチャレンジして。失敗もすると思うんですけど、それもきっと温かく見守ってくれると思うんで。僕は僕らしくやりたいなと思います」

 -生涯虎というふうな感じか。

 「僕はもう毎年の契約更改でも言ってるんですけど、僕の個人のことなんで基本的には言わないですけど、本当にコンスタントに成績を残したっていうところを評価してもらったので、数年は契約してもらいました。それぐらいです。それ以上は何も言えないです」

 -決断はファンも注目していた。率直な気持ちとしてはスッキリしたか、新たな決意に燃えてるか。

 「本当に遅くなって申し訳ないという気持ちはありますし。球団の方ともすごく話をしたので、その期間ずっと立ったり座ったり、立ったり座ったり、しながらがあったので。でも僕の野球人生の中で、僕の人生の中で、とても大事な一日だったんじゃないかなと思ってます。またそれを来年以降もやっぱりファンの皆さんの前で、あの歓声の中で、したいというのが思いです」

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