阪神・石井 連投任せろ!CSに続きフル回転宣言 今季交流戦でソフトバンク戦登板なしも映像で徹底研究中

 阪神の石井大智投手(28)が22日、2年ぶりの日本一奪取へ意気込んだ。今季の交流戦で、ソフトバンク相手に登板していない右腕は、現在徹底研究中。さらにはCSに続き、連投にも前向きな姿勢だ。虎の最強セットアッパーは、チームの勝利のために最高の準備を進めていく。

 2年前とは違った姿勢で臨む。石井は23年の日本シリーズで3試合に登板し、2回1/3を無失点と好投。38年ぶりの日本一に貢献していたが「それ(結果)も大事だけど、目先しか見えていなかった」と振り返った。

 日々、自らのベストを模索し、レベルアップに努めてきた自負がある。「決して日本一がゴールではない」。今季、NPB記録を大幅に更新する、50試合連続無失点を成し遂げた右腕の視線は、はるか先を向いている。それでもシーズンの集大成となるのが、日本シリーズ。「ファンの人たちと日本一を味わえたらいい」と、もちろん結果にもこだわる。

 普段戦わない相手に警戒も強める。CSではシーズンで何度も当たった打者と対峙(たいじ)する。ただ、パ・リーグのチームとは、年に交流戦の3試合しか対戦しない。その上、今季ソフトバンクと対戦した際は、ケガで離脱中だった。「イメージがないので、今、必死に映像を見ています」。抑える最善策を探っているところだ。

 最終決戦でのフル回転も宣言した。CSファイナルSでは、3連投で勝利に導いた右腕。「自分が投げるということは、チームがいい状況だと思うので、そこに感謝しながら、自分の成長につながるように」。起用された場面でベストを尽くす。すべてはチームの勝利のためだ。

 この日は冷たい雨が降る中、甲子園での全体練習で入念に体を動かした。虎のリリーフエースは、コンディション、頭も整理する準備期間を有効活用し、最高の状態で戦いに挑む。

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