阪神 CS開幕投手の村上は5回無失点、103球の粘投 珍しくベース手前でワンバウンドする1球も 苦しみながらゼロに抑える

 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神-DeNA」(15日、甲子園球場)

 阪神の先発・村上は再三のピンチを切り抜け、5回5安打無失点の粘投を見せた。0-0の五回2死三塁のチャンスで打席がまわると、代打・ヘルナンデスを送られた。

 初回、1番・蝦名の右前打から2死満塁のピンチを招いたが、山本を三ゴロに打ち取り、無失点スタート。二回、三回と走者を出しながら、スコアボードにゼロを刻む。四回2死二塁から蝦名を空振り三振に仕留めると、雄叫びをあげた。

 五回も2死一、三塁から山本を三ゴロ。球数は103球に達した。珍しくベースの手前でワンバウンドする球もあり、坂本と苦笑いする場面もあったが、要所を締めて先発の役割を果たした。

 日本一に輝いた2023年以来2年ぶりの“CS開幕投手”。前日には「(勝ち星が)タイになるか、2勝になるのかっていうのはホントに違う。まずは頭を取れるようにしっかりやっていきたい」と意気込んでいた。

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