阪神・石井 CS雪辱へ 昨年オースティンに失投「1球の失投が命取り」重責はねのけ日本一目指す

 キャッチボールする石井(撮影・山口登)
 及川(左)と談笑する石井(撮影・山口登)
 及川(左)と談笑する石井(撮影・山口登)
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 阪神の石井大智投手(28)が6日、日鉄鋼板SGLスタジアムでの残留練習に参加し、昨年のCSのリベンジを果たすことを意気込んだ。23、24年とCSを経験してきたからこそ、難しさが分かる。「1球の失投が命取りになる」。昨年の苦い思いはもうしたくない。

 24年10月12日。甲子園で戦ったDeNAとのCSファーストS・第1戦だった。1点ビハインドの七回1死一、三塁から登板。しかしオースティンに逆球の外角直球を捉えられ、右中間への2点適時二塁打を許してしまった。

 「完全に失投でしたね」と振り返る。昨季自信を持って投げてきたのが右打者への内角直球。それを梅野に要求してもらったが、「オースティン選手に一番投げちゃいけないアウトハイに投げてしまった」と悔いの残る1球になってしまった。

 あれから1年がたった今は、「今までやってきたことを変える必要もないのかなと。それで打たれてしまったら、その課題をオフシーズンでつぶしていけたらいい話だと思う」と考えている。

 今季はNPB記録を更新する50試合連続無失点、球団記録となる49イニング連続無失点でシーズンを終えた。CSでも自分を信じて腕を振るだけだ。「優勝したのは阪神タイガースなので、日本シリーズに勝ちにいかないといけないプレッシャーもあるし。去年僕の中でCSで失敗した部分もあったので」。ポストシーズンでも0に抑え続け、進化を証明する。

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