阪神 セ初!打点トップ3独占 打点王・佐藤輝「みんなで取った」森下&大山とドラ1最強クリーンアップ

 虎のドラ1クリーンアップが圧倒した1年だった。セ・リーグのレギュラーシーズン全日程が4日終了し、阪神の佐藤輝明内野手(26)、森下翔太外野手(25)、大山悠輔内野手(30)がセ・リーグでは初めて打点部門のトップ3を独占した。

 佐藤輝は102打点と圧倒的な数字で打点王に。それでも「(森下、大山と)お互いに塁に出たりとか、近本さん、中野さんのおかげでもあるし、みんなで取ったっていう感じですね」とチームメートへの感謝を忘れなかった。

 89打点で2位だった森下にとっても、前後を打つ佐藤輝と大山の存在は大きかった。「頼りになりますし、おのおのがやっている結果がいい結果に結びついていると思う」。チーム合計の460打点中、3人で記録したのが266打点。6割近い打点を中軸で稼ぐことができた。

 3人で打線をけん引したが、森下も「周りが出塁してくれるから打点というものがある。自分一人の能力だったらホームランの打点しか挙げることができない」と謙虚。個人としては、打撃全体で満足はしていない。特に、「角度をつけてホームランを打てるようにするには技術が足りていない」と来季への課題を明白にした。

 75打点で3位につけた大山は「打点は試合に直結する数字」と話し、「多く稼げれば稼げるほどいいと思うので、よかったと思います」とうなずいた。ただ、「僕は2人に引っ張られていたので」と反省と悔しさもあった。その上で、「CSで自分がやりたかった仕事ができるチャンスがあるので、しっかりやりたい」と気合。ポストシーズンでも最強クリーンアップがポイントゲッターとなる。

 ◆セ界初!打点3傑そろい踏み 同一球団選手の打点3傑そろい踏みはセ・リーグ初、プロ野球3度目となった。過去2度は1979年・阪急=①加藤英司(104打点)②島谷金二(102打点)③マルカーノ(97打点)、2019年・西武=①中村剛也(123打点)②山川穂高(120打点)③森友哉(105打点)。

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