阪神・森下 11打席ぶり安打から猛打賞「修正」金丸撃ち CSへ不安払しょく

 「阪神2-4中日」(28日、甲子園球場)

 阪神・森下のバットがスタンドを埋めたファンを沸かせた。ドラ1左腕・金丸から快音を連発。敗戦の中でも、次につなげる結果を残した。

 まずは三回の第2打席だ。1死から中前打を放ち、これが自身11打席ぶりのヒット。「1打席目の時に、真っすぐにちょっと差されてたんで、自分なりに打ち方も、待ち方も修正しました」と試合の中できっちり対応。前回対戦では4打数無安打に抑えられていた左腕から、ようやく一本を出した。

 0-1で迎えた五回は2死から右前打を放つと、続く佐藤輝の左前打で果敢に三塁を陥れる。さらに相手の中継ミスを見逃さずに一気に本塁へ突入し、同点のホームを踏んだ。七回1死から右中間への二塁打。金丸の速球を捉え続け、今季12度目の猛打賞を記録した。

 日々悔しい結果を受け止め、修正を図っている。26日のカード初戦でストライク判定に不満の色を見せてから2試合連続無安打。前日27日の試合では、高橋宏の前に3三振を喫した。それでも、追い込まれてからノーステップ気味に変えるなど、打席ごとに工夫を凝らしていた。「調子がいい、悪いとかではない」。中軸としての自覚から、どんな状態でもベストを模索し、結果を残すことにこだわっている。

 2点ビハインドの九回は、守護神の松山から痛烈な打球を放ったが、中飛に倒れ、悔しそうな表情を浮かべた。キャリアハイを更新し続けたレギュラーシーズンも残すところ1試合。CSに向けて、いい形で締めくくる。

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