元阪神・岩田稔氏 「戦っている人たちの思いを伝えたい」 ラジオレギュラー初収録で全力投球

 冠番組の初収録に臨んだ岩田稔氏(右)。左はゲストの福森大翔氏
 冠番組の初収録に臨んだ岩田稔氏
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 元阪神で野球評論家の岩田稔氏(41)が22日、初のレギュラーラジオ番組、ラジオ関西「岩田稔の“やらなしゃーない!”」(10月3日スタート、金曜、深夜0・30)の初収録に臨んだ。

 初回と2回目の収録を終えた岩田氏は「初回は構えすぎていましたね」と苦笑しつつ、「このラジオを聞いて、また明日から頑張ろうって、前向きな気持ちになってもらえるような番組にしたい」と、今後への意気込みを語った。

 初回と2回目のゲストには大阪桐蔭の後輩でもある福森大翔さんを招いた。福森さんは26歳で人口10万人あたり6例未満の「希少がん」と診断され、今も闘病を続けている。番組内では岩田氏自身の1型糖尿病についても触れ、「他にも戦っている人たちの思いを聞いて、それをいろんな方に伝えていきたい。そうしたらみんながハッピーになるんじゃないですかね」と、力を込めた。

 幼少期はFMラジオ好きで「大阪の放送局にステッカーをもらいにいったりしていた」ほど。初のラジオレギュラー番組に「自分の中ではラジオに縁を感じています」と笑顔を見せる。

 引退後も1型糖尿病への支援活動を続ける中で「いろんな人と出会ってみて、話さないと伝わらないことって多い。1型糖尿病に関しても知らない方がめちゃくちゃ多い。理解してもらうためにしゃべって伝えることがどれだけ大事か」と言葉の重要性を実感。「しゃべりがうまくなったらなと思っていたところで、チャンスをいただけました」と、今後の成長のために番組への全力投球を誓った。

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