阪神 11・22Vパレード決定 2年ぶり大阪・御堂筋で開催 佐藤輝&森下「楽しみ」
阪神の優勝パレードが11月22日に大阪市のメインストリート・御堂筋で開催されることが17日、決まった。大阪府の吉村洋文知事(50)が発表した。2023年のリーグ優勝時は「阪神・オリックス優勝記念パレード」として大阪と神戸で開催され、大阪でのVパレードは2年ぶりとなる。阪神の粟井一夫球団社長(61)は「ありがたい」と感謝し、中野、佐藤輝、森下ら虎ナインも喜びの声を上げた。
大阪の街が再び歓喜と熱気に包まれる。2年ぶりのVパレード決定の知らせに、虎ナインは目を輝かせた。選手会長・中野は開口一番、「1年間応援してくださっているファンの方へのお礼という意味も込めて大事」とファンへの感謝を述べた。
「すごくありがたい。ファンの皆さまも期待されていると思う。あれだけたくさんの方が沿道に来てくれていろんな声援をいただく。初めてだったのでよく覚えている。すごくいい景色ですし、うれしいなと思います」
18年ぶりに実施された23年は「阪神・オリックス優勝記念パレード」として大阪と神戸で開催され、計65万人(御堂筋35万人、神戸30万人)が詰めかけた。晴れ渡った空の下、ひしめくように沿道を埋め尽くす虎党から「ありがとう!」「おめでとう!」「来年も!」と祝福の声が飛び、ナインも感激の面持ちでバスの上から大きく手を振って応えた。あの光景を忘れるはずがない。今季不動の3、4番としてキャリアハイの成績を残している“アイブラック兄弟”も満面の笑みだ。
「楽しかったですね。皆さんに見てもらえる場というのはあまりないので、一人でも多くの人に見ていただけたらいい。楽しみですね」。佐藤輝が心待ちにすると、森下も「優勝しないとできないこと。多くの人たちが応援してくれたんだなということを確認できる場所なので楽しみです」と声を弾ませた。
今季は藤川新監督の下、歴史的な独走で7日にNPB史上最速リーグ優勝を決めた。指揮官にとっては2005年以来、20年ぶりVパレード参加となる。粟井球団社長は「本当にありがたい。ファンの皆さまにもう一度感謝を伝えたいと思っていた」と喜びつつ、「もちろんそれに向かってみんな頑張っている」と日本一奪回を誓った。残りシーズン、ポストシーズンを勝ち抜き、“日本一パレード”として、御堂筋を虎色に染める。
【阪神過去のVパレード】
1962年10月5日 甲子園球場から尼崎へ回り、芦屋を経由して神戸市役所へ。約6時間に及ぶVパレードで計50万人以上のファンが集まり祝賀ムード一色となった。
2003年11月3日 18年ぶりのリーグ優勝を祝い、午前は大阪・御堂筋をパレード。雨天にもかかわらず、沿道には約40万人が詰めかけた。午後は神戸・元町から三宮までの1・3キロをパレード。こちらは約25万人が集結。計約65万人が歓喜に沸いた。なお、85年優勝時には警備などの関係で開催されなかったことから、62年以来となる41年ぶりのVパレードだった。
2005年11月6日 前回と同様、天気は雨。大阪・御堂筋でのパレードで10時半から約45分間、約18万人のファンが沿道を埋めた。
2023年11月23日
午前は神戸・三宮、午後は大阪・御堂筋で18年ぶりの優勝パレード。神戸30万人、御堂筋35万人と03年と並ぶ計65万人が詰めかけ、優勝を待ちわびたファンから温かい祝福を受けた。
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