阪神 天敵ケイ攻略また不発 V疲れ?CS激突へ不穏 対戦防御率驚異の0・57!右打者はさらに苦戦、打率・017

 「阪神0-3DeNA」(9日、甲子園球場)

 阪神は天敵・ケイをまたしても攻略できなかった。150キロ超の直球、ツーシーム、スライダー、チェンジアップに苦しみ、7回を3安打無得点。今季7度目の対戦で阪神戦初白星を献上した。DeNAとはCSで対戦する可能性があり、嫌なイメージを与えたかったが、不安の残る結果となってしまった。

 試合後、藤川監督は「まあ、いいとか嫌だとかはないですね。野球ですから」と平然としていたが、対戦防御率は驚異の0・57。左打者は打率・200。右打者に限ると同・017で、大山が7月26日(甲子園)の対戦で中前に運んだ1安打だけとなっている。

 10試合連続安打と好調の森下もケイの前に3タコ。「球の強さもそうですけど、カットボール、真っすぐのコントロール、強さもある」。今季18打数無安打となり「ケイから何とか1本打ちたかった。もうちょっと工夫が必要かなと思います」と次回の攻略を誓った。

 佐藤輝も前を向く。四回の2打席目の一ゴロはしっかり捉えていた。3打数無安打に「惜しい当たりもあったんで。また次かなと思います。ポストシーズンはいいイメージで臨めそう?もちろん、はい」と力強かった。

 「ヒットの出てる選手もいますしね。まあ野球ですから」と藤川監督。虎のCS初戦は10月15日と1カ月以上も先だ。対策を練る時間はたっぷりある。

 ◆今季、ケイから右打者の安打は大山の1本のみ 7回1安打に封じられた8月26日の前回対戦に続き、またもケイの前に7回3安打と打線が沈黙。前回は投手・村上の1本だけ。この日も3安打は近本、中野、高寺と全て左打者。昨季はケイに対して右打者は30打数7安打(3試合)の数字を残したが、今季はここまで59打数1安打(7試合)と完璧に抑えられている。唯一の安打は7月26日に大山が放った中前打のタイムリーのみ。右打者の“ケイ・アレルギー”はかなり重症だ。

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