阪神大勝で2連勝、M3で最短Vは7日 初回に大山のグランドスラムで今季最多の1イニング一挙6点 大竹7勝目
「阪神6-1広島」(5日、甲子園球場)
首位の阪神が広島に大勝。2位・巨人は敗れたものの、3位・DeNAが勝ったため、優勝へのマジックナンバーを一つ減らして「3」とした。最短での優勝は7日になった。
試合は初回から激しく動いた。先発の大竹が暴投で先制を許した直後。阪神打線がすぐに反撃を見せた。先頭の近本が四球で出塁。続く中野が左中間を破り二、三塁とすると、森下の左前適時打で同点に追いついた。さらに佐藤輝が四球で歩き無死満塁。ここで大山が初球、甘く入ったチェンジアップを左翼スタンドに運んだ。今季9号グランドスラムに球場は騒然。どよめきは、しばらく収まらなかった。
「先制された裏の攻撃ですぐに追いついてくれたので、自分で勝ち越せるように準備をしていました。初球から自分のスイングができましたし、良い結果になって良かったです」
大山の満塁本塁打は20年9月18日・中日戦以来でプロ通算3本目。甲子園では初めてとなった。阪神は先発左腕の大竹にもタイムリーが出るなど、初回に打者一巡10人の猛攻で、今季最多の一挙6点を奪った。
一方、先発の大竹は大量援護を受け、二回以降は立ち直りを見せた。毎回のように走者を置きながらも、追加点は与えない投球。6回5安打1失点の粘投を見せた。7月29日の広島戦以来、今季7勝目を手にした。
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