39打席ぶりの安打を放った阪神・近本光司が二塁ベース上で見せた珍しい表情
「阪神5-4巨人」(31日、甲子園球場)
38打席連続無安打中だった阪神・近本光司外野手が七回2死一塁から、巨人・中川の初球の直球を左翼線ぎりぎりにはじき返した。実に39打席ぶりの安打で二塁に到達すると、普段では見られない表情がそこにはあった。
二塁ベース上で口元に手を当てながら巨人・吉川と言葉を交わすと、試合中にはめったなことでは表情を崩さない近本が思いきり表情をほころばせていた。さらに遊撃・泉口とも言葉を交わした際にも、同じように満面の笑みを浮かべていた。
近本は試合後、「すごい安心します」と素直な気持ちを言葉に表した。8月22日のヤクルト戦以来、8試合ぶりにともしたHランプ。通算1069本目の安打で巨人・長嶋茂雄が7年目までに放った安打数にあと「1」に迫った。リーグ最多の136安打を放ちながら味わった生みの苦しみ。肩の荷が下りた心の解放感が、顔一面ににじみ出ていた。
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