阪神・熊谷 攻守で千金!九回輝の後逸→好返球でカバー 「何とか粘りながら」V押し出し四球も
「阪神3-2巨人」(30日、甲子園球場)
肩と目で阪神優勝マジック1桁突入を演出した。4試合連続スタメンの熊谷敬宥内野手が、九回守備でビッグプレーをやってのけ、五回は決勝点となる押し出し四球。「フォアボールでしたけど、しっかりチームを勝利に導けたので良かったと思います」とクールに胸を張った。
この日は左翼でスタメン。3試合連続で異なるポジションでの先発出場も問題なし。守備力でチームを救った。1点リードの九回1死、代打・若林の打球を佐藤輝が後逸。大ピンチを覚悟したスタンドから、大きなため息が漏れる。次の瞬間、左翼から熊谷のレーザービームが発射された。
「フェンスまで届いてなかったし、ボールまで早く行けばチャンスはあると思って」。二塁へのワンバウンド返球で、俊足の若林をタッチアウトに。リクエストでも判定は覆らず、2つ目のアウトランプをともした。
同点の五回には、選球眼で値千金の勝ち越し点をもたらした。大山の申告敬遠を受けて2死満塁。「フォアボールでも1点。ヒットというよりも、何とか粘りながら」。満塁打率5割も頭は冷静。カウント3-1から内角高めのボール球を見極めると、ベンチに力強くガッツポーズを向けた。
「一戦必勝という気持ちでやってます。優勝まで皆さんの声援が力になります。明日全員で勝ちましょう!!」。お立ち台で虎党と交わした約束。必ずかなえて、歓喜の瞬間へまた一歩近づく。
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