阪神 今月2度目の連敗 森下翔太&佐藤輝明のアベック弾で反撃も不敗神話崩壊 大竹耕太郎の緊急降板が響く

 「阪神3-4巨人」(29日、甲子園球場)

 阪神は反撃及ばず2位巨人に敗戦。今月2度目の連敗となり、優勝マジックは「11」のままとなった。

 甲子園にめっぽう強い男が踏ん張れなかった。先発の大竹は0-0の四回、1死一、二塁とすると、岸田に先制の適時打を許した。五回に自らの適時打で同点とし、迎えた六回は、連打などで1死満塁のピンチを招くと、体の異変を訴え降板。急遽登板したドリスが、キャベッジに走者一掃の3点適時二塁打を打たれ、勝ち越された。大竹は5回1/3を4失点。今季5戦で4勝負けなしと強さを誇った本拠地で、457日ぶりの黒星を喫した。

 打線は決め手を欠いていた。1点を追う五回、大竹の適時打で同点とし、なおも1死満塁のチャンス。巨人・山崎を一気に攻めたてたいところだったが、近本の放った二直で二走の高寺が飛び出しており、ダブルプレー。同点止まり。直後に勝ち越しを許す展開になった。

 ただ、意地は見せた。八回、リーグトップのホールド数を誇る巨人・大勢から、森下が自己最多を更新する19号ソロ。さらに続く佐藤輝も同じく自己最多の34号ソロ。今季6度目のアベック弾で反撃。甲子園ぼボルテージは最高潮に達した。ここまでアベック弾が飛び出したゲームは5戦全勝だったが、反撃もここまでだった。

 この日は夏のロードを終え、約1カ月ぶりに甲子園へ帰ってきた。その初戦、今季最多となる4万2642人の観衆が詰めかけたが、マジックを減らすことはできなかった。

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