首位・阪神が今季ワースト3被弾で逆転負けもM11 佐藤輝33号も空砲 夏のロードは14勝7敗1分け、勝率・667で終了
「DeNA5-4阪神」(28日、横浜スタジアム)
阪神が逆転負けを喫した。対DeNA戦の連勝は7で止まり、引き分けを挟んだ連勝は4でストップ。2年ぶりのリーグ優勝に向け、首位を独走する中で小休止となったが、2位・巨人が敗れたためマジックは一つ減って「11」となった。先発の伊原が5回6安打3失点で7敗目(5勝)。佐藤輝の33号先制2ランも空砲になった。
試合は阪神が先制した。初回、2死二塁で打席に立った佐藤輝が、バックスクリーン右に豪快2ランを放った。先発・森唯のツーシームを完璧に捉えた一発。3試合ぶりのアーチで本塁打部門に加え、81打点でリーグ2冠を独走中だ。
「打ったのはたぶんツーシームかな。初回に先制できればチームも勢いづきますし、いい仕事ができたと思います」
幸先良く先制点を奪ったが、先発の伊原が精彩を欠いた。二回、無死二塁から松尾に同点2ランを被弾。同点の四回には先頭・オースティンに勝ち越しソロを浴びた。
五回は無失点に封じたが、勝利投手の権利をつかむことはできなかった。直球が高めに浮くなど制球が定まらずリードを許して降板。「ストライク先行で攻めていく中で、いずれも高くなってしまったボールをホームランにされた。先制点を取ってくれた後ですぐ追いつかれてしまい、試合の流れを作ることができずに申し訳ないです」と唇を噛んだ。
1点ビハインドの六回には、再昇格即登板となった湯浅が知野に2ランを被弾。チームとして1試合3被弾は今季ワーストとなった。また、打線も初回以降、なかなか反撃のチャンスを作ることができず敗戦。今夏のロードは14勝7敗、1分けの勝率・667で終了した。29日からは久々に甲子園に戻り、2位・巨人との3連戦に挑む。
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