阪神・村上 3年連続規定投球回 DeNA・筒香に2被弾も粘った「最後に逆転してくれて、よかった」

 「DeNA2-3阪神」(26日、横浜スタジアム)

 白球が右翼スタンドに飛び込むと、阪神・村上はベンチを飛び出してほえた。森下とハイタッチを交わし、満面の笑みで殊勲の大山を迎える。7回2失点の粘投に白星は付かない。それでもチームの勝利が心を満たした。感謝、感謝の107球。エースの重責を担う1年の勲章として、3年連続の規定投球回にも到達した。

 「自分が点を取られて苦しい試合になっていた。大山さん、野手の皆さんが最後に逆転してくれて、よかったなと思います」。2点のリードを許しての降板だが、真っ向勝負の結果に悔いはない。まずは二回。筒香に2-2から5球目、高めの148キロを右翼スタンドまで運ばれた。失投ではなく狙い通りの1球だ。

 四回には2ストライクからの3球目、再び高めの147キロを豪快に捉えられた。「意図通りでいったんですけど、相手がうまく打ったというのもある」。1打席目に本塁打を浴びた球と同じ球種、コースでの勝負にバッテリーのプライドが見える。結果には反省しつつ、勝負には胸を張れる。

 「横浜スタジアムでホームランを怖がっていても仕方がない。どんどん攻められたというのは、良かったかなとは思います」。中9日で迎えたマウンド。筒香に2打席連発を許しても、追加点を与えずに試合を作った。「大事な3年目」と目標にしてきた規定投球回にも到達。エースの熱投が劇的な逆転勝利を呼んだ。

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