阪神・楠本 代打で同点適時二塁打「とにかく点が入ればいいと」 2軍で打率・306 再昇格目指す
「ウエスタン、阪神4-4広島」(22日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
打球が右翼線を破った瞬間、SGLに虎党の大きな歓声がこだました。阪神・楠本が代打で同点打。ウエスタン7試合ぶりの打点をマークし、存在感を発揮した。
2点を追う延長十回。タイブレークの無死一、二塁から長坂の犠打で1死二、三塁とチャンス拡大。虎党の声援を一身に受けて打席に入った。暴投で1点を返し、なおも1死三塁。「もうヒットじゃなくてもいいので、とにかく点が入ればいいと思って打席に入った」。益田の内角直球に食らいつく右翼線へ同点適時二塁打。後続が倒れて試合は引き分けで終わったが、最後まで諦めない思いが実った。
「自分の頭を整理して、どういうボールを狙うか、明確にできたことで良い結果に結びついた」
DeNAを昨季限りで戦力外となって移籍してきたが、開幕は2軍スタート。2度の昇格を経験したが、9打数無安打と1軍では結果を残せていない。ただ、2軍では打率・306と結果を残し続けている。1軍再昇格を信じて、バットを振り続ける。
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