阪神・藤川監督スバリ “積極的休養”でも勝った!近本今季初ベンチで1番熊谷 新鮮力の井坪&栄枝ハッスル

 「阪神5-4中日」(19日、京セラドーム大阪)

 “球児流マネジメント”を盛り込んだ選手起用がズバッと決まった。近本が積極的休養とみられる今季初欠場で、中堅のスタメンにはプロ初昇格の井坪を指名。先発マスクは前回スタメン時に苦言を呈した栄枝に託した。若虎も躍動した白星を、阪神・藤川監督は「良かった、というところで。最初は若い選手たちが課題もありながらですけど、中盤以降はこれまで主に戦ってきたメンバーも出ながら、何とか」と受け止めた。

 「8番・中堅」でスターティングラインアップに名を連ねた井坪が、プロ初打席でいきなりプロ初安打をマーク。指揮官にとっては「自分としては打撃というより、ディフェンスの部分で来てもらいましたから」と“うれしい誤算”に。「近本の代わりでセンターが守れる、本職の選手というのは井坪になりますから」と守備力重視での抜てきを明かした。

 栄枝は7月31日・広島戦以来、今季3度目のスタメン出場。同戦後、藤川監督は闘志不足に反省を促し、4日に2軍降格を命じた。この日再昇格で即先発させたが、「うーん、自分としては大人扱いしているんですけど。1軍ですから」と満足とはいかない様子。打撃の貢献は認めつつ、「内にこもりすぎるので、そのあたりは自分もそういった経験がありますから。解放する瞬間が訪れれば」と“第3の捕手”の成長に期待した。

 1番起用の熊谷も好守連発で、前戦からスタメン5人を入れ替えての逆転勝利。優勝マジックを「21」に減らして、唯一負け越していた中日にも星を五分に戻した。それでも厳しい目を光らせる。

 「手応えですか?ありますか?今日の試合で。足りないことに気づいてもらえればいいかなと。4時間、チーム全体で戦う。その中で物足りないことが起きる」。猛虎はまだ強くなれる。王座を奪還するまではみじんの油断も感じさせない。

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