キャリアハイ17号の阪神・森下 今夏オールスターゲームで先輩から受けた刺激とは
「巨人0-3阪神」(16日、東京ドーム)
「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」として開催された伝統の一戦を阪神が制し、優勝マジックを2つ減らして「24」とした。初回に森下翔太外野手が自己最多となる17号先制2ランを放った。キャリアハイを達成した裏には今夏のオールスターゲームで先輩から受けた刺激があった-。
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初めて出場した今夏のオールスターゲームで森下は先輩の姿に刺激を受けた。中大の2学年先輩である牧がホームランダービーで優勝。決勝では先攻の日本ハム・清宮が6本放ったが、牧はそれを上回る7本をスタンドインし、本拠地・横浜を盛り上げた。
森下も出場したが、ラストスイングの1本のみに終わり、予選で清宮に敗戦。「予想通りって感じで。今年の自分は無理かなって感じで」。だからこそ牧のすごさがわかる。「パワーだけじゃなくて、正確性、芯に当てる能力っていうのが高くないといけない。そういう意味では両方の能力が高いので、すごいなと思います」と2分間の戦いの中でも、技術の高さを十分に感じた。
そして、「自分の思った通りに打てるのは武器になるので大事」と森下も身につけていきたい部分だ。球場で会えばじゃれ合うほど牧とは仲がいいが、森下にとって目指すべき存在でもある。
もちろんホームランダービーでのリベンジも果たしたい。「また来年になって、もっと技術がつけば結果が変わってくると思うんで、また出られるように、シーズン頑張りたい。出たらもっと打ちたい」。牧の背中を追い、来年はさらに成長した姿を見せる。(デイリースポーツ・山村菜々子)
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