阪神・佐野 ウエスタン首位打者肉薄 3戦連続マルチで・297「設定ラインはあんまりない。とにかく1軍の舞台を目標」
「ウエスタン、阪神2-5中日」(14日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
1番打者の打棒が光る。阪神・佐野大陽内野手が3試合連続マルチ安打で打率は・297に浮上。初回、仲地の高めに浮いたツーシームを捉えて右前打をマークすると、3点を追う七回は、先頭で根尾のフォークを中前へはじき返してチャンスメークし「1番打者としての役割はちょっとはできてるんじゃないかな」とうなずいた。
意識しているのは「待つ」こと。「真っすぐに構えたところから、クイックでも、どんな球が来てもすぐ始動できる準備をしている」と、球を待つ姿勢を大切にしている。「凡退した後の切り替えだったり、修正だったり」と心の余裕も持つことで、「見え方にもつながっている」と手応えを口にした。
8月は全試合に「1番」で出場し、29打数10安打の打率・345と好調だ。現在はウエスタンの打率2位。「設定ラインはあんまりない。とにかく1軍の舞台を目標にやっている中で、今こうやってバッティングの結果が出ているので、これからもやれたら」。首位打者まで1厘差に迫る躍動も慢心せず、目標へ地道に歩みを進める。
関連ニュース




