阪神・中野 3毛差で首位打者浮上 今季初の途中出場「異変があるとか全くないです」九回二死で意地の二塁打
「広島9-2阪神」(12日、マツダスタジアム)
あと1人でゲームセットという状況にも、集中力は切らさなかった。阪神・中野が今季初の途中出場で最後に二塁打。「何も言うことないですよ」。体の不調があったわけではない。先発からは外れたが、グラウンドを駆け回って元気いっぱい。3毛差で打率トップにも浮上した。
六回の守備から二塁で途中出場。七回無死では空振り三振だったが、九回2死で意地を見せた。辻の直球を流し打って、左翼線への二塁打。打率は・2912となり、近本の・2909を上回った。
この日、中野の名前はいつもの「2番・二塁」になかった。試合中は左翼・前川のキャッチボール相手役として貢献。「どっかに異変があるとか全くないです」。練習も普段通りにこなし、休養の意味合いがあったのだろう。そして、“無事”を強調するように結果も残した。
長いシーズン、こういう日があってもいい。「監督やコーチの考えなので、そこは何も言うことはないです」。これまで選手会長として、チームを引っ張ってきた。5イニング分のお休みが生きる時が、必ずやってくる。
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