阪神・藤川監督 輝&中野抜きでも手応え1敗「いい攻撃はできていた」多くは語らずも納得顔
「広島9-2阪神」(12日、マツダスタジアム)
大幅なスタメン変更に試合前のスタンドがざわついた。前夜は降雨で試合中止が決まると、指名練習に切り替えて主力に休養を与えた。一夜明け、阪神・藤川監督は中野と佐藤輝の同時ベンチスタートを決断。今季ワースト9失点で大敗を喫したが、「打線はいい流れで得点に結びつけることができていた。いい攻撃はできていたのかなと思います」と手応えを強調した。
マツダの虎党が沸いたのは三回だ。先頭・大竹、近本の連打からチャンスをつくると、プロ初の4番に据えた前川が先制タイムリー。木浪の押し出し四球で追加点を挙げるなど、先発メンバーが替わっても、阪神らしい攻撃はできた。藤川監督も「順調に攻撃できていたんじゃないかなと思います」と納得顔だ。
中野と佐藤輝のベンチスタートについて「その辺はまあまあ」と多くを語ることはなかったが、相性や疲労を考慮すれば、休ませるには絶好のタイミングともいえた。試合前までチームは床田を5勝1敗と打ち崩していたが、中野は対戦打率・071、佐藤輝も同・154と苦戦していた。結局、佐藤輝は出番がなく、途中出場した中野は九回に安打を放った。2人とも9連戦ラストゲームとなる13日からスタメン復帰する可能性は高い。
かねて「プレーヤーに頼ることなく、全員で戦っていく」と話しているように将の姿勢がぶれることはない。“球児流マネジメント”を貫き、優勝マジックを減らしていく。
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