秋山BAら阪神OB3人がアジア甲子園に出場したインドネシアの学生に野球教室を開催 同大会は元巨人選手と人気漫画作者が理事を務める

 阪神の秋山拓巳BA(ベースボールアンバサダー)(34)、タイガースアカデミーのコーチを務める陽川尚将氏(34)、江越大賀氏(32)の3人が9日、日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎で、昨年の第1回アジア甲子園に出場したインドネシアの学生13人に野球指導を行った。

 ピッチング、バッティング、シートノックなど、約2時間半、和気あいあいと熱血指導を行った。参加したゲルハルド・ナザニエル・ウン(18)くんは「自分はピッチャーで秋山さんと練習して、実際にプロまでいって活躍した選手といろいろ話ができてすごい勉強になった」と喜んだ。秋山BAは「すごく意欲的な選手たちばかりで、それに少しでも応えたいと思った。実際投げてみてすごい楽しそうだった」と子どもたちと積極的にふれあった。

 アジア甲子園は、インドネシアなど、アジア圏の野球人口が少ない国の14歳から18歳の子どもたちを対象とする野球大会。昨年は12月17日~21日の5日間、インドネシアのジャカルタで開催された。「感動は国境を超える」をモットーに代表理事を務める元巨人・柴田章吾氏(36)と理事を務める人気漫画、「ドラゴン桜」の作者で漫画家の三田紀房氏(67)が立ち上げた。この日の教室にも柴田氏、三田氏の両名は見学した。

 同大会の立ち上げにあたって、日本の甲子園文化を重要視することから、タイトルに「甲子園」を入れる事を決めた柴田氏。そのため、商標権を持つ阪神電鉄に許可を取ったことから阪神との関わりが始まった。

 阪神は今年から野球振興室を新設して、野球振興に力を入れているが、アジアの子どもたちを対象とした試みは初めてだという。

 アジア甲子園は今年も開催予定で、開催要項は近日公開される。

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