阪神・藤川監督 ブレない球児流マネジメント 前夜の大山に続き、森下も休養「また明日から出られる状況に」
「阪神1-3ヤクルト」(8日、京セラドーム大阪)
サヨナラを信じた虎党のため息が漏れた。2点を追う延長十二回2死一、二塁。最後まで粘りを見せたが、頼みの近本が遊ゴロに倒れ、7月15、16日以来の2連敗。「なかなかすべてうまくはいかない。とにかく集中して、守備を含めてやってますから」。“黒虎ユニホーム”を着た阪神・藤川球児監督(45)は穏やかな表情で、延長の攻防を振り返った。
必死の継投が指揮官の執念を物語る。1点リードの九回は伊藤将が同点に追いつかれ、なお2死二塁からハートウィグを投入して勝ち越し阻止。同点の延長十二回も湯浅が2死満塁のピンチで桐敷にスイッチしたが、代打・増田に2点適時打を浴びてしまった。
真夏の9連戦まっただ中。藤川監督のマネジメントは徹底している。前夜の大山に続いて森下をベンチスタートに。選手の調子やコンディションに気を配るのが球児流。試合後は「また明日から出られる状況になると思います」と9日からのスタメン復帰を示唆した。
マジックは31で久々の足踏み。紙一重の試合が続く中、「日々そういうゲームですから。全選手、頑張ってくれています」と責めることはない。気持ちを切り替えて、“黒虎”初白星を狙う。
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