阪神などプロスポーツ4団体が西宮市と部活動地域展開を支援する協定締結

 「西宮市との部活動地域展開に関する連携と協力に関する協定締結式」が29日、西宮市役所で行われ、阪神の粟井一夫球団社長が出席した。

 J1神戸の千布勇気社長、SVリーグ・大阪マーヴェラスの當麻浩之部長、Bリーグ・神戸ストークスの渋谷順代表取締役社長も参加し、西宮市の石井登志郎市長、西宮市教育委員会の藤岡謙一教育長と協定を締結した。

 この協定は、西宮市の部活動地域展開である「プレみや」に関して、西宮市・西宮市教育員会と西宮市に縁のあるスポーツのトップチームとにおいて、相互に連携及び協力を行い、双方の資源を有効に活用して協働。それにより西宮市における部活動地域展開について一層の促進を図り、ひいては市民の文化スポーツ振興に資することを目的としている。

 粟井社長は「中学の軟式(野球)は部活に支えていただいているという現実がありまして。他の競技ではクラブチームがたくさんできているところもありますけど、本当にそこ(中学の部活)にお世話になっている、と。そこの競技人口が10年間で4割減っているというデータがある」と野球振興に危機感を持っていたことを説明。

 続けて、「何かできないか、ということを模索していたんですけど、その時にちょうど西宮市さんのこのお話があって」話し、「甲子園とタイガースがお世話になっている西宮市の子どもたちが野球をできる環境、これを作っていくお手伝いができないか、ということで、この協定に入らせていただいて」と協定締結の経緯を明かした。

 西宮市内の中学校20校では17チームの軟式野球部が活動しているが「受け皿が、野球の場合、足りないと思っているんです。クラブチームに全部移行できればみんな同じように野球できますけど、できないんじゃないかという危惧がある」という。「1人でも多くの子たちがその(部活の)地域展開する中で、同じように軟式野球を続けれたら。全力を尽くして。チームが勝つのと、一緒くらい大事。本当にそれぐらいの気持ちでやらないと」と全力で支援していく考えを示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス