阪神・佐藤輝「やっぱ巨人を倒さないと」前半戦白星で締める バース以来本塁打王誕生へ!あるぞ自己新“スピード達成”
阪神・佐藤輝明内野手(26)が18日、甲子園球場で全体練習に参加して、19日の巨人戦(東京ド)から白星を重ねての前半戦締めに意欲を示した。すでに自己最多タイ24号をマーク。本塁打リーグトップでペナントレース折り返しが確実だが、過去4年連続で前半戦本塁打王がそのままタイトル獲得という吉兆データもある。前半戦での自己新達成への期待もふくらむ中、打者有利とされる東京ドームに準備万全で乗り込む。
たとえ9ゲーム差離していても、“伝統の一戦”で向き合うのは油断ならない相手だ。本塁打と打点のリーグ2冠に立つ猛虎の4番もしっかりとそれを自覚する。「なんとかね、やっぱジャイアンツを倒さないとね、上にはいけないと思うので」。敵地で迎える前半戦ラストカード、佐藤輝がライバルへの闘志を静かに燃やした。
スラッガーとして今季ここまで自己最多タイ24本のアーチを積み重ねてきた。本塁打王争いを独走しており、2位の森下とは8本差で、トップでのターンは確定的。86年のバース以来、球団39年ぶりのホームランキング誕生へ向けて視界が開ける。
東京ドームでは今季、4月5日の1試合2発を含む、3本をマークしている。自己新へ王手をかけており、前半戦での“スピード達成”も十分視野に入るが、「前半戦で決めたい?そんなのはないです」とキッパリ。期待感で浮足立つ周囲の喧騒(けんそう)をよそに、泰然自若の心構えで打席に入る。
3連戦の巨人先発は、初戦が防御率1・15でリーグトップの山崎で、赤星、井上と続く見込み。手ごわい顔ぶれとの対戦となるが、赤星とは今季対戦打率・400、2本塁打と好相性を誇る。「こっちもいいピッチャーがそろってるので、負けないように頑張ります」と気合がみなぎる。
この日も甲子園は30度を超えて真夏日となったが、ハーフパンツにスパッツを合わせた“サマースタイル”でフリー打撃。雨天中止となった前日から2日間、練習はこなしつつ、ある程度は体を休ませて休養にもなった。
報道陣から「いい調整ができたか?」と問われると、「まあそれができたかは、明日から分かるんじゃないですか」とニヤリ。「休む時は休んで、しっかり準備はできたので、頑張りたいと思います」。球宴では3年ぶりにホームランダービーに挑むことも決まった。お祭り気分に浸る前に、まずは納得の形で前半戦を締めくくる。
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