阪神・小幡 美守連発&犠打で劇勝演出 復帰即スタメンに応えた 九回守備「だいぶ外にスライディングしていたので」

 「阪神1-0オリックス」(6日、甲子園球場)

 帰ってきた甲子園のグラウンドで、存在感を放った。阪神・小幡竜平内野手(24)が左下肢の筋挫傷から1軍復帰し、「6番・遊撃」で即スタメン出場。攻守で勝利に貢献した。

 まずは持ち味の守備が光った。三回、先頭・野口の遊撃後方への飛球を走って追いかけ、最後はジャンピングキャッチ。ピンチの芽をつんだ。さらに七回1死一、二塁では杉本の三遊間に飛んだ打球を逆シングルで捕球し併殺を完成。ここでも村上を救った。

 5月11日・中日戦以来のスタメン出場で見せた好守連発にも「少しでも救うことができたのであれば良かった」と涼しい顔で振り返った。九回無死一塁は二ゴロを処理した中野からの送球を受けた際、広岡のスライディングに送球を妨害されて転倒。「普通に投げようと思ったらぶつかって投げられなかった。見たらだいぶ外にスライディングしていたので」と審判団にアピールし、二塁封殺に加えて打者走者もアウトとなった。

 最後はバットでも技が光った。延長十回無死一、二塁。投前に見事、犠打を決め、サヨナラを導いた。「本当に勝てたことがうれしい」と喜んだのはチームの勝利。フル出場にも「体は全然問題なく、しっかりやれた」と力を発揮できた。

 久しぶりの聖地の大歓声も身に染みた。「やっぱり緊張しましたし、あれだけのファンの方の前でやるっていうのはすごいいいことだなと思いました」。ここから勝ちを導くプレーを見せ続けていく。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス