阪神・森下 開始5分で先制V弾 11試合ぶり8号2ラン&7度目猛打賞
「広島0-8阪神」(1日、マツダスタジアム)
開始5分の先制アーチが、試合を決めるV弾になった。推定120メートル。代名詞でもあるフルスイングで捉えた打球は、グングンと伸びて左中間スタンド上段に達した。打った瞬間、確信歩きの阪神・森下が悠然とダイヤモンドを駆ける。8号2ランが勝利の機運を呼んだ。
「この2戦を見ると広島も結構、点を取るのに悩んでいるように見えた。先制点を取ることでかなり、優位に進められるかなと思っていました」
中盤まで接戦が続いた2試合から、初回の重要性を肌で感じていた。1死二塁と得点圏で巡った打席。「そんなに真っすぐで押してくる投手じゃない。頭にありました」と1-1から3球目、左腕・森のチェンジアップを狙い打ちした。5月20日の巨人戦以来、11試合ぶりのアーチとなった。
「結果は準備でしか変えられないけど、たまたまいい形で2点取れたかなと思います」。八回には2死一塁から中前打でつなぎ、4番・佐藤輝の中押し3ランを呼んだ。九回2死二塁は三塁内野安打で5月5日の巨人戦以来、21試合ぶり7度目の猛打賞を記録と活躍が光る。
3連勝で貯金を2桁に乗せ、最高の状態で交流戦に入る。潮目が変わる危険性を含むパ・チームとの18試合。「何連勝とか自分たちは何も思っていない。一戦、一戦、準備してやっていきます」と気を引き締め、ロケットスタートの再進撃を誓う。「3連勝と言わず勝てば勝つほどいいと思います」。3番のバットで一気に連勝街道を駆ける。
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