「阪神－ＤｅＮＡ」（２７日、倉敷マスカットスタジアム）

　ＤｅＮＡと今季４度目の対戦。先発した才木浩人投手は６回１／３を無失点と好投したが、勝利投手の権利は得られなかった。

　ヒヤリとしたのは初回だった。１死から牧を打席に迎え、左翼のフェンス上部ギリギリに直撃する二塁打を打たれた。数センチ上に伸びれば本塁打という打球に、球場内は息をのんだ。それでも後続はピシャリ。二回以降も三塁すら踏ませなかった。

　六回は４番のオースティンを空振り三振に斬った後、続く松尾と宮崎に連続四球を与えた。一、二塁のピンチの場面。蝦名を見逃し三振、京田を二ゴロに仕留め、スコアボードにゼロを並べ続けた。

　六回の登板終了時点で球数は１０２球だったが、裏の攻撃で打席に立って続投。七回も先頭・バウアーから２者連続四球を与えた。続く牧を中飛に打ち取ると交代を告げられ、悔しそうに地面を蹴るそぶりを見せながらマウンドを降りた。

　２番手の及川は１死一、二塁から登板。佐野の３球目に暴投して二、三塁の大ピンチを招いたが、空振り三振に仕留め、最後はオースティンも空振り三振に斬って無失点で切り抜けた。