阪神 大山悠輔の空振り三振が一転ファウルに 球審がボール回しを中断させてチェックの珍事→判定覆す丁寧な判断 直後に左前打で先制点の起点に

 「中日-阪神」(25日、バンテリンドーム)

 阪神の大山悠輔内野手が空振り三振を喫したかに思われたシーンで、村山球審が丁寧にボールをチェックして判定を覆す場面があった。

 五回先頭の第3打席。松葉が投じたワンバウンドのチェンジアップにバットが空を切ったかに見えた。だが大山は打席から動かずファウルチップを主張。村山球審は捕手がタッチした段階で空振り三振を宣告したが、捕球から一塁へ回されたボールを戻すように要求し、マウンド付近でチェック。異例のシーンだったがボールへの付着物などを確認した上で、ファウルに判定を切り替えた。

 これには左翼席の阪神ファンから大歓声。その後、大山は左翼へクリーンヒットを放ってチャンスメークした。その後、1死二、三塁から坂本がスクイズを見事に成功させ、先制の1点を奪った。

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