阪神のジョン・デュプランティエ投手（３０）が、先発予定の２２日・巨人戦へ闘志を燃やした。巨人戦は２度目で、前回４月２６日は５回２失点で勝敗はつかなかったが、２度目の対戦で宿敵から初勝利を挙げることに意気込んだ。

　５月５～７日の前回対戦では登板予定はなかったが、一部日程でチームに帯同。新助っ人は伝統の一戦の重みについて「東京に行った時に球場の雰囲気を感じましたけど、他と少し違う。ロッカールームの中からでも、その感覚を感じ取って」と体に染み込ませている。

　「みんながジャイアンツ相手に絶対勝つぞって、スイッチが入ってるように見えます。オレンジ色を身に着けてる選手は、自分の中で絶対に抑えてやるっていう気持ちも出てきます」。来日２勝目を対巨人初勝利で飾るためにも、強烈なライバル心を隠さなかった。

　この日の投手指名練習では、マウンドからの投球でデータを計測しながら、全球種を織り交ぜて３０球。「軌道だったりが自分や捕手から見た変化と、数字上の変化が合うよう確認しました」と、抜かりなくＧ倒準備を進めた。