阪神・岩崎“郷土愛”J1清水を通じ把握した虎党の心理「そういう気持ちなんでしょうね」
「阪神5-2広島」(17日、甲子園球場)
岩崎優投手が今季11セーブ目でプロ通算100セーブ。2020年9月3日の初セーブ以来、阪神の守護神として活躍しているが、故郷・静岡愛も熱く登場曲はJ1清水の選手入場曲だ。
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大学進学のタイミングで故郷の静岡を離れ、関西暮らしが長くなっても、岩崎の胸には“郷土愛”が深く刻まれている。
毎年1月には静岡での「チーム岩崎」の自主トレが恒例化。地元チームであるJ1清水のファンであることを公言し、野球のシーズンオフには現地観戦のためにスタジアムへ足を運ぶなど応援熱は高い。昨年1月には新ユニホーム発表会にゲストで招かれ、昨季からはリード時の登場曲として清水の選手入場曲「RAIJIN『雷神』」を使用している。
清水側に楽曲使用を申し入れたところ、「使えるとは思ってなかったんですけど。ご縁があって使えたらいいなと思って話をしてみると、いいですよって」と競技の垣根を越えて快諾を得た。
清水の試合は可能な限りリアルタイムでチェックし、いちサポーターとして白星にテンションを上げる。「阪神ファンの方も、そういう気持ちなんでしょうね」。ファン心理を十分に把握している守護神が、勝利の喜びを虎党に届け続ける。(デイリースポーツ阪神担当・丸尾 匠)
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