阪神 鳥谷敬氏「ヤジらずに温かく見守って」藤田平氏「もう一度ふんどしを締め直して」レジェンドトークショー
阪神OBの藤田平氏(77)と鳥谷敬氏(43)が16日、甲子園歴史館で行われたTigers Legends Day特別トークショー「至高の遊撃手列伝」に出席し、抽選で当選した150人のファンを盛り上げた。
現役19年間で10人の監督の元でプレーした藤田氏は「打撃コーチもそのたびに変わるから、自分でやるしかなかった」と当時の苦労を明かした。
鳥谷氏は2011年5月3日の巨人戦での鳥谷、新井、ブラゼルの3連発にまつわる秘話を明かした。3連発といえば、1985年のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発。鳥谷氏が「岡田さん(オーナー付顧問)に『自分も3連発の一発打ってるんですよ』と話したら、岡田さんが『一発目に打ったやつには価値はない。難しいのは3発目』と言われたことはありました」と話し、会場は笑いに包まれた。
チームは現在、小幡が離脱し、木浪、高寺が遊撃を守るなど、遊撃手は安定していない。鳥谷氏は「一年間出続けて自信がついてそこからレベルアップする。自信を持って守れるまでは3、4年かかる。自分しかいない状況をつくれるのがポイントになる」と話し、「今はショートが一番選択肢が多いのでそこで取るのは難しいし大変」と語った。
藤田氏はチームへ「今は順調にいっている。5、6月に他のチームが立て直してくるから、もう一度ふんどしを締め直してほしい」とエールを送った。鳥谷氏は「投打のバランスもいいですし、状況はいいですけど、必ず調子が悪い時が来るので、そういう時もきょうみたいに温かく見守って、ヤジらずにやってくれたら選手はのびのびできると思うので」とファンに呼びかけ、笑いを誘った。
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