【西山秀二氏の眼】阪神に必要なのは「今の状態、流れを手放さないこと」 注意すべきポイントとは

 「巨人1-7阪神」(6日、東京ドーム)

 阪神が2試合連続の2桁安打で快勝。東京ドームでは球団初の開幕5連勝となり、単独首位に立った。デイリースポーツ評論家・西山秀二氏(57)は、今後の戦いに向けて「気の抜けたプレーや凡ミスが出ると一気に雰囲気が変わる」と注意を促した。

  ◇  ◇

 試合の“入り”が前日10-1と大勝した勢いそのままのものとなった。初回無死一塁から中野がバントを決めたが、その際、一塁手・岡本と交錯。この間に近本が三進して、森下が先制タイムリー。相手のミスでもらったチャンスをきっちり生かした。

 これも、流れのよさ。固定された上位が得点を重ねる一方、前川の調子が落ちたと見るや、代役に立てた中川は二回に長野の浅い左飛をダイビングキャッチ。さらに五回にはプロ初安打もマークと、若手のはつらつとしたプレーがチームを刺激するし、前川も必死になる。これも、チーム状態がいいからこその起用だ。

 勝利を重ねるにはこの流れ状態を少しでも長く続けることが大切だ。特に気の抜けたプレーや凡ミスが出ると一気に雰囲気が変わることがある。そこだけ気をつけたい。

 いずれにせよこの連勝で巨人に7勝1敗。一昨年の優勝に似た雰囲気もあり、強烈に苦手意識を植え付けることができたはずで、今後も阪神のペースで戦えるだろう。

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