「ＤｅＮＡ２－３阪神」（２３日、横浜スタジアム）

　先発した阪神・門別啓人投手（２０）は“六回の壁”を乗り越えられず、２勝目はお預けとなった。５回１／３を３安打２失点。プロ初星を挙げた６日の巨人戦でも六回途中で降板しただけに「球が浮き始めて、そこをしっかり投げ切れないといけないというのは、前回もあったので。しっかり反省していきたい」と唇をかんだ。

　１点リードの六回だ。四球で初の先頭出塁を許すと、京田には左前打。佐野を捕邪飛に打ち取って、１死一、三塁で継投となった。「中継ぎの方々には感謝しかないですし、負担を少しでも減らせるように頑張らなきゃいけない」。ベンチの最前列でリリーフ勢の奮闘を目に焼き付けた。

　収穫もあった。強力ＤｅＮＡ打線のクリーンアップにはヒットを許さず。「牧さん、宮崎さんを抑えていけたっていうのは、自信につながる」。高卒３年目左腕は、まだまだ発展途上にある。