【井川慶氏の眼】阪神開幕ローテ 大竹の2軍調整は誤算も門別好調で不安なし 左では伊藤将にドラ1・伊原も控える

 「オープン戦、阪神(降雨中止)中日」(4日、甲子園球場)

 阪神は甲子園での初実戦となる中日とのオープン戦が、天候不良のため中止となった。先発予定だった伊藤将は5日の教育リーグ・オリックス戦で先発する。開幕ローテについてデイリースポーツ評論家の井川慶氏は、下肢の張りで2軍調整中の大竹を「誤算」としながらも門別の好調ぶりに「不安はない」と評価した。

  ◇  ◇

 阪神の開幕ローテを考えると、普通であれば入ってくる大竹投手が下肢の張りで2軍調整となっていることは誤算でしょう。細かな状態などは分からないですが、一番ダメなことは無理に開幕に向けて調整して、また痛めてしまうことです。実際に開幕が難しいのであれば、逆に若い投手にとってはチャンスとなるでしょう。

 空いた「枠」にはおそらく、結果を残していたり、状態のいい投手が入ることになるでしょうが、左右のバランスを見た時に、やはり大竹投手と同じ左投手がローテにいた方がいいのかなと。そう考えると、今は門別投手の状態がいいので、チームとして大きな不安はないと思いますね。

 1日の教育リーグ・広島戦の投球も映像で見ましたが、4回無失点という結果だけでなく、内容も非常に良かったです。スピードも出ていましたし、まだ若いですが、パフォーマンスに安定感がありますよね。もちろん、左投手では伊藤将投手やルーキーの伊原投手も控えていますし、オープン戦期間の高いレベルでの競争にも期待したいです。

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