阪神・藤川監督 支配下枠かけバトル! 現状空き4枠、開幕までに育成から1人引き上げ 育成1位・工藤&3位早川合流
「オープン戦、阪神(降雨中止)中日」(4日、甲子園球場)
阪神・藤川球児監督(44)が4日、支配下枠をかけたバトルのゴングを高らかに打ち鳴らした。中日とのオープン戦は悪天候で中止となったが、育成ドラフト1位・工藤泰成投手(23、四国ILp徳島)、同3位・早川太貴投手(25、くふうハヤテ)が1軍に合流。現状、支配下選手は66人で、4枠空いている。指揮官は開幕までに育成から1人引き上げる考えを持っており、オープン戦で起用すると明言した。
「支配下の枠は空いてますから。実力があれば支配下ということを考えていますからね。(登板日は)その日のゲームを見てもらえれば分かってくることだろうとは思いますけど。今の段階で背番号は関係ないですね」
支配下争いはし烈だ。現状、育成選手は14人。投手では伊藤稜、松原がキャンプ中の紅白戦で好投。野手では福島が2日の教育リーグ・広島戦でサヨナラ安打を放ってアピールした。日本選手だけではなく、コンスエグラ、アルナエス、ベタンセスら助っ人もチャンスをうかがう。
育成選手のモチベーションは高い。最速158キロを誇る工藤は「結果を残し続けるのが大事だと思う。謙虚に、一試合一試合やっていきたい。フォークが得意なので、真っすぐだけじゃないところも甲子園で見せたい」と気合十分。昨季、ウエスタン・阪神戦で甲子園の登板経験がある早川も「1軍で投げることが去年は絶対になかった。早い段階でチャンスをいただけたので結果を出したい」。2人は5日・中日戦に登板する可能性があり、闘志を燃やしている。
開幕1週間前のオリックス3連戦(京セラ)を除けば、オープン戦は残り8試合。1/14をかけた争いは、さらに熱を帯びていく。
関連ニュース





