阪神・藤川監督 新人選手を評価「育成選手も含めて戦いの中に入っていけるんじゃないか」【一問一答】

 「阪神春季キャンプ」(28日)

 阪神は2月28日、宜野座キャンプを打ち上げた。藤川球児監督(44)は、野手は高卒5年目の高寺望夢内野手(22)、投手は同3年目の門別啓人投手(20)をMVPに選出。新人の選手についても「育成選手も含めて戦いの中に入っていけるんじゃないか」と評価した。藤川監督の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 (TVインタビュー)

 -野手、投手とMVPは。

 「主力の選手たちを省いて、野手なら高寺、投手なら門別、それから新人の選手たちですね。非常にいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。育成選手も含めて戦いの中に入っていけるんじゃないかと思います」

 -シーズンのイメージは。

 「全体は最後ですね。開幕ももちろんありますけど、シーズン最後の日を考えてチーム作りをしています」

 -開幕までの1カ月の過ごし方は。

 「これから先の故障は開幕に間に合わなくなることが出てきますから、しっかり管理するということが一つ。それからモチベーションをできるだけ落とさず上げ過ぎず、感情が揺れ動かないようなチームづくりをしたいので、常に冷静にシーズンを戦う。そういうチームを作りたいですね」

 (記者囲み取材)

 -寒い日も多い中で選手のコンディション管理も難しかったのでは。

 「休みの日は毎回晴れてくれて。楽しかったですけどね。いい休みを取れたので、オンとオフではいい意味で使えたかもしれないですね」

 -高寺は経験が豊富な選手がいる中でも光る部分があった。

 「タイガースで活躍してきた選手は、スーパールーキーみたいな選手以外は、みんな複数ポジションだったり、大変な思いをした選手たちがレギュラーを取ってきている。もっともチームに貢献してくれるのは、いろんな経験をして、日の目を見ず、苦しんでギリギリで出てきた選手っていうのはつかんだら長いんですよね」

 -ブルペンで高橋と下村が投げた。

 「良かったね。健康そうで笑顔も見られたし、2人はもうあと1、2カ月残っていった方がいいのかなと思ったけど(笑)。十分に進めていけるんじゃないですか」

 -1カ月はあっという間だったか。

 「いやいや、今日家に帰ってゆっくりご飯食べようかなみたいな感じです。一緒ですよ。毎日楽しいですよ」

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