阪神キャンプ総括【外野編】中堅・近本、右翼・森下は順調 左翼は前川本命、井上、野口厳しく

 阪神は2月28日、宜野座キャンプを打ち上げた。藤川球児新監督(44)の下、1カ月間で選手はどのような進化を遂げ、競争はどうなったのか。デイリースポーツの阪神担当が「先発」、「救援」「捕手」、「内野」、「外野」に分けて総括し、現状を分析する。以下、外野編。

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 外野では不動のリードオフマン、中堅・近本は順調に調整を続けた。藤川監督から開幕4番に指名された右翼・森下は、腰の張りで一時、別メニューとなったが、23日の中日戦から2試合連続本塁打。負傷の影響を感じさせないスイングを見せた。

 残る左翼のポジションは、4年目の前川が大きくリードを奪った。15日、22日の楽天戦で本塁打を放つなど、対外試合5試合で18打数6安打、打率・333。充実のキャンプを送った。

 厳しい結果となったのが右の長距離砲たちだ。井上、野口は宜野座組での実戦で、突出した結果を残せずに具志川組へ。3年目の井坪、昨秋キャンプMVP・豊田も大きなインパクトは残せなかった。本職は内野で外野にも入った新外国人・ヘルナンデスも対外試合では日本投手に苦しんだ。

 本職の外野手が苦しむ中、ダークホースも現れた。打撃で結果を残した高寺は外野の練習にも力を入れた。キャンプ後半から宜野座組に合流した原口も左翼に入り、打撃でも結果を残した。左翼は前川が有力だが、隙を狙う選手は多い。

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