阪神キャンプ総括【救援編】岩崎、ゲラ、桐敷、石井は確定 残り4枠巡る争いはネルソン、畠が有力
阪神は2月28日、宜野座キャンプを打ち上げた。藤川球児新監督(44)の下、1カ月間で選手はどのような進化を遂げ、競争はどうなったのか。デイリースポーツの阪神担当が「先発」、「救援」「捕手」、「内野」、「外野」に分けて総括し、現状を分析する。以下、救援編。
◇ ◇
層が厚い猛虎リリーフ陣において、ブルペン8人体制を基本路線だとすると、藤川監督から守護神に指名されている岩崎、ゲラ、桐敷、石井の実績が光る4人は確定的だろう。残り4枠を巡る中継ぎ争い。ネルソンと畠の新戦力コンビは有力候補として名を連ねて、島本や岡留がそこに続く形となりそうだ。
ネルソンは“魔球”ナックルでブルペンの注目を集めつつ、実戦初登板の22日のオープン戦・楽天戦では1回を投げ自責点は0。畠も同戦で1回を投げてピンチを招いても無失点で切り抜けて、地力を見せつけた。
左の枚数がやや少なめだが、富田は3月に入ってからも先発とリリーフの両にらみで調整を進めていく見込み。宜野座キャンプを完走した新人コンビ、ドラフト1位・伊原と同3位・木下も、開幕1軍からの中継ぎ起用の可能性を残す。
そして忘れていけない存在が、難病からの完全復活を目指す湯浅。2月22日の2軍練習試合で7カ月ぶりに実戦復帰したアツアツ右腕がブルペンに加われば、頼もしいことこの上ない。
関連ニュース





