阪神・藤川監督 勝敗は度外視 主力は「準備」若手は「結果」を OP戦開幕前に火の玉メッセージ

 「阪神春季キャンプ」(21日、宜野座)

 阪神・藤川球児監督(44)が21日、練習前にドーム内でミーティングを実施し、選手、コーチ、スタッフへ“火の玉メッセージ”を送った。内容について「エイ、エイ、オーです」と詳細は伏せたが、オープン戦へ勝敗度外視で臨む“球児の考え”を伝えたもようだ。

 「勝ち負けに関してはそこまで考えていないところは事実ですけど、ゲーム展開によって、内容とか動かし方が変わるのは当然」。昨年のオープン戦は中日とソフトバンクが同率1位、阪神は最下位に沈んだ。ただ、シーズンの結果に直結しなかったことを強調し、「(順位による)境目がないというのははっきりしている」と力を込めた。

 シーズン開幕まで1カ月余り。メンバー絞り込みの段階に移り、指揮官の見方も厳しくなる。「一日一日、開幕に向けて戦う準備を持っていく選手と、そうではなくて、生き残りを懸けて、二度とないチャンスを目の前にする選手がいる」。レギュラーの主力クラスには「準備」を優先する一方、1軍当落線上の若手には「レベルの低いミスは欲しくない」。状況に応じたプレーに加えて、結果も求めていく。

 藤川野球のカラーは「黄色。イエロー」。ジョークを交えながら「まずは自チームをしっかり作り上げるというところですから、それに集中するだけ」と言い切った。あくまで見据えるのはレギュラーシーズン。球児流全開でオープン戦の初陣へ向かう。

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