阪神・前川 修正力発揮の中前打 成長へ意欲満々「自分に対して厳しく」打ち損じの1打席目を反省
「阪神紅白戦、白組1-5紅組」(8日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
冷たい風が吹く中で宣言通りの修正力を見せた。阪神の前川右京外野手(21)が2打席目に中前打。「1打席目から2打席目への修正は非常に良かった」と納得の一打を放ち、着実に成長の跡を見せた。
三回1死一、二塁。初球の直球に狙いを定め、「石黒さんのクイックが速いので早め早めに」と準備。正面に強くはじき返して好機拡大に成功した。前日に意気込んだ通り、打席内容へのこだわりを存分に発揮した。
「タイミングが全部遅れていた」という第1打席は8球目に四球を選んだ。白組の先発・門別が投じた球を何度もファウルと打ち損じ、「打ちにいく中でドアスイング気味になっていた」と反省。投手が代わっても、自身のタイミングを計ることで次の打席へとつなげた。
久々の実戦では「対ピッチャーだといろいろ変わってくる。その中で対応力がここから大事になる」と柔軟さが重要だと話す。「練習でパカパカ打つんじゃなくて、センターライナー、レフトライナーをもっとコンスタントに打ちたい」と意欲を示した。
正左翼手の最有力候補と目される21歳。野口や井上、ヘルナンデスらとの争いは激化するが、気にかける様子はない。「まずは自分のやるべきことをやって、ここから上げていけたらいい。自分に対して厳しくやりたい」。己にムチを打ち、さらなる成長を見せる。
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