阪神宜野座ブルペンに新兵器「マーカレス・モーションキャプチャー」 村上「動き分かるんで良かった」 映像分析機

 阪神の春季キャンプ先乗り合同自主トレが29日、「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」で始まった。

 宜野座のブルペンに“新兵器”が登場した。その名も「マーカレス・モーションキャプチャー」。映像によってフォームや骨格の使い方を分析する機械で、客観的なデータを用いてフォームなどの修正を行い、理想の姿に近づく手助けを目的としている。既に導入している球団もあるという。

 ブルペンの一角に、モーションキャプチャーのカメラが9台とトラックマンのカメラが1台。計10台のカメラが投手を囲う形で設置された。竹内球団副本部長によると「体の状態がいい時のフォームと疲れてきた時、調子が悪くなった時を比較して、修正するのに近道になるように」と以前から導入を検討。2軍の新球場に同様の機械が取り入れられることをきっかけに、本格的な使用が実現した。

 実際に使用した村上は「いろいろな角度から撮られましたし、動きも分かるんで良かった」と納得。伊藤将も「自分が直したいフォームだったりとか、ピンポイントで分かるのですごくいい」とうなずいた。新たな機械導入による選手の変化が注目される。

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