ロッテファンのブーイングを阪神ファンが拍手でかき消す ロッテ投手のけん制に虎党もブーイングで倍返し 聖地は異様な雰囲気に

 8回、中野の打席で沢村がボーク(撮影・山口登)
 力投する加治屋(撮影・高部洋祐)
 8回、中野の適時三塁打を喜ぶ大山(中央)ら阪神ナイン(撮影・高部洋祐)
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 「阪神6-5ロッテ」(3日、甲子園球場)

 聖地が異様な雰囲気に包まれた。

 七回のロッテの攻撃。マウンドには大竹の後を継いだ加治屋。2死一塁からけん制を投じると、これに対してレフトスタンド上段のロッテファンからブーイング。これには虎党も困惑した様子。しかし、加治屋がもう一度けん制を投じると、ロッテファンのブーイングをかき消すほどの拍手で対抗。加治屋が中村奨を空振り三振に取ると、さらに大きな拍手が沸き起こった。

 阪神の八回の攻撃では無死から近本が四球で出塁し、沢村が一塁へけん制球を投げると、今度は阪神ファンが猛烈な大ブーイングを浴びせた。すると右腕が動揺したのか、ボークを犯して近本が二塁に進んだ。すると中野が右中間を破る適時三塁打、ノイジーも中犠飛を放ち、点差を3に広げた。沢村は岡本和と中田翔に本塁打を浴びて2敗目を喫した5月31日の巨人戦に続く2試合連続失点となった。

 その後も九回から登板したペルドモが無死一塁から、けん制球を投じた場面、延長十一回無死一塁で広畑が一塁にけん制球を送った際にも、右翼席を中心とした阪神ファンからの大きなブーイングが銀傘に跳ね返った。

 ツイッターでも試合終了直後から「ブーイング」がトレンド入りし、「至高のエンターテインメント」「沢村ボークやってもうた」「ケンカするほど仲が良い」「拍手でかき消してるの好き」「ブーイング返し草」といったコメントが集まっていた。

 普段のセ・リーグ同士での戦いでは見られない交流戦ならではの光景ではあったが、4、5日の第2、3戦でも両軍ファンによるブーイング合戦が続きそうな様相だ。

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