阪神にベッツ出現 井坪いきなり宜野座“1号” 打撃フォームに手応え「柵越えはできるななっていうイメージ」
宜野座に虎のベッツが現れた。阪神・井坪陽生外野手(19)が29日、この日からスタートした、先乗り組の合同自主トレに参加。フリー打撃では宜野座“第1号”を放った。ドジャース・ベッツを参考にしたフォームで、いきなり快音を響かせた。
南国の青空にアーチを描いた。2スイング目、左翼席に豪快な一発をたたき込んだ。この日は40スイングで4本の柵越え。上々の滑り出しに「いい角度でバットが入れば、柵越えはできるなっていうイメージです」と振り返った。
世界的スターが教材となっている。昨季途中からベッツの打撃フォームを参考にした。「踏み込みの強さや捻転。割れの大きさ」。下半身の使い方を中心に意識し「ボールに対してどれくらい力が伝わるか」と、うまく体重を乗せて、ボールを遠くへ飛ばすことを理想としている。
177センチ、88キロの井坪と175センチ、82キロのベッツは背格好も似通っている。「体の使い方はまねできない部分はあるけど、参考にできるものもあった」。プロの世界では比較的小さいとされる体格だが、メジャーの舞台で大活躍する姿は最高の手本だ。
現在の打撃テーマは「とにかくスイングスピードを上げて、打ち損じが少なくなれば」と強いスイングを心がける。今春キャンプは高卒3年目で初の宜野座組(1軍)スタート。豪快な打撃で首脳陣にアピールを続ける。
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