阪神・原口 キャリアハイで届ける!最高寄付金 医療施設訪問 子供たちに誓った

 阪神の原口文仁内野手(32)が27日、神戸市内にある小児がんなどの医療施設チャイルド・ケモ・ハウスを訪問し、子供たちと交流した。19年オフから続ける活動。今季はキャリアハイの成績を残した上で、過去最高の寄付金を届ける決意を語った。

 この日は同施設に昨季の安打数と打点(14安打、9打点×1万円)の23万円と、22年に若林忠志賞を受賞した際に贈呈された活動資金50万円を合わせた計73万円を寄付。シーズンの成績に応じた活動だけに「納得はしていない。(数字は)寂しいですね」とうなずく。

 「成績が寄付に直結する。僕のやりがいにもなります。試合でたくさん活躍して、阪神が勝って喜んでもらえるように」

 活動を始めた19年にグッズ収入も合わせて100万円の寄付金を贈呈。翌20年から成績に応じた寄付金を医療施設などに贈る「原口基金」を設立した。最高成績は16年に107試合に出場し、95安打、46打点。キャリアハイを更新することができれば、寄付金に直結するだけに「もう1本でも多くです」と前を向く。

 今オフは国内FA権を行使し、1カ月の熟考期間を過ごした。同期の秋山が昨オフに引退し、現役最長の阪神在籍16年目。1月の自主トレでは右腕が打撃投手を買って出た日もあった。「本当にありがたかった。いいものをアピールできるようにつなげていきたい」と原口。現役選手としての使命を原動力に、グラウンドで結果を残すだけだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス