阪神・ビーズリー 7回2失点も悔し2敗目 失投で勝ち越し悲弾「自分の思ったところに投げられたら」

 「中日2-1阪神」(16日、バンテリンドーム)

 今季初対戦となった中日相手に一発に沈んだ。阪神のジェレミー・ビーズリー投手は五回に代打・大島に同点打を許し、六回には川越に勝ち越しの1号ソロを被弾。初球の甘く入った直球を右翼席へと運ばれた。打線が苦戦している中、1点リードを守り切れずに悔しさをにじませた。

 「自分の思ったところに投げられたら良かったと思うんですけど。1球をミスしたところで、今日当たってしまったので、そういう意味では投げきりたかった」

 この日は「悪い感じがずっとゲームの中で出ていた」と感覚がいつも通りではなかったが、投げていくにつれ徐々に制球が安定してきた中で浴びたアーチ。狙っていた内角に投げきることができなかった。表情ひとつ崩さなかった右腕が、スタンドに消えていく白球をぼうぜんと見つめて小さく首を横に振った。

 8月1日の巨人戦(甲子園)以来の被弾。ここまで自身3連勝と波に乗っており、バンテリンドームも好相性だった。竜打線に対しても試合前まで通算4戦1勝ながら防御率は0・84。抜群の安定感を誇っていただけに悔しい結果となった。

 それでも七回は木下を外角低めの直球で見逃し三振に斬るなど、丁寧にコースを突いて三者凡退とした。四回までは走者を出しても三塁を踏ませなかった。直球を中心に三振を6つ奪うなど力強い投球を見せたが、7回4安打2失点で今季2敗目。中日に対しては来日後初黒星を喫した。

 6月15日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)以来、約2カ月ぶりの負け投手。「(シーズンの中で)何試合か、みんなあんまり良くないって感じの試合があると思う」。数少ないコンディションが悪い中でもチームのために懸命に腕を振った。この日を悔しさをプラスに変えて次戦のマウンドに備える。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス