阪神・村上頌樹が自己ワーストの嵐 5回9安打5失点で4敗目 防御率は1・30→2・03へ急降下

 1回、いきなり先制を許した村上は頬をふくらませながら引き揚げる(撮影・田中太一)
 1回、野間に適時打を打たれ先制を許す村上(撮影・立川洋一郎)
 1回、野間の打席で村上の投球を坂本がそらし、ピンチが広がった場面で厳しい表情の岡田監督(撮影・市尻達拡)
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 「広島6-2阪神」(21日、マツダスタジアム)

 リーグ2位の防御率1・30ながら、ここまで2勝3敗といまひとつ成績を伸ばせないでいる阪神・村上が、広島との首位攻防3連戦初戦で立ち上がりから苦しんでいる。

 初回は先頭の秋山に二塁打を浴びると、暴投、野間に右前適時打を浴びて先制点を許す。二回には末包に二塁打、矢野にはバント安打を許した無死三塁から、林に右前適時打を浴び、2イニング連続失点。

 さらに三回には1死から小園、坂倉に連続安打を浴びた一、三塁から、末包にバックスクリーンへの3ランを被弾。大量5点を失う展開に、マウンド上で村上はぼうぜんとしていた。

 五回にはここまでの悪流れを振り払うように70キロ台のスローカーブを投じてスタンドを沸かせたが、5回9安打5失点KO。六回に打席が巡ったところで代打が送られて降板となった。5失点は自己ワーストタイ、被安打9は自己ワーストという苦しい数字が並び、防御率は2・03へ急降下。自己ワーストの3連敗で4敗目を喫した。

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