阪神・佐藤輝 不振脱出へくりぬきバット ヘッド軽くスイング速度アップ ミズノ社バット職人と意見交わす

 阪神の佐藤輝明内野手(25)が6日、ヘッド部分をくりぬいた複数のバットを使い分けて試行錯誤していることを明かした。「今は何種類かを使い分けている感じです。2、3種類ですかね」とバランスが異なるバットを試しているという。

 甲子園の室内練習場では、契約するミズノ社のバット職人・名和氏と会話を交わした。「バットの話をいろいろしました。くりぬきは、浅いのと深いの2つあります。いろいろ変えていますよ。キャンプからいろいろ作ってもらっています」と説明した。

 開幕後、ヘッド部分をくりぬいていなかったバットもくりぬくように依頼した。これまでと長さや重さは変わらないというが、名和氏はくりぬくことで芯の位置がグリップ寄りになると説明し、「今まで前(のミートポイント)で捉えないといけないボールが手前で捉えられる。ボールを最後まで見極めることができる」と、ヘッド部分を軽くしたことでスイングスピードも速くなるという。

 佐藤輝はここまで30試合に出場し、打率.191、3本塁打、16打点。2度のスタメン落ちも経験した。まだまだ本調子ではないが、最適なバットを見つけて不振脱出のきっかけをつかみたい。

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