阪神・佐藤輝 岡田政権下初の3番起用応えた!38打席ぶり適時打 岡田監督も称賛「あの1点大きかった」

 「巨人2-4阪神」(5日、東京ドーム)

 塁上でのガッツポーズにいつもよりも力が入った。阪神・佐藤輝が3番起用に応え、久しぶりの適時打。「チャンスの場面でしっかり走者を返すことができて良かったです」。こどもの日に虎キッズを喜ばせる一打。苦しみから少しだけ解放された。

 「3番、三塁、佐藤輝」のコールに試合前から左翼席がどよめく。22年5月6日の中日戦(バンテリン)以来、約2年ぶりで岡田政権下では初の打順だった。「そこで気合が入るとかはないですけど、回ってくるの早いなと思いながら」。冗談でニヤリと笑えるほど、気持ちの余裕はあった。

 初回1死一塁では強烈な左飛。兆しは見せていた。そして三回。2点を先制し、なおも1死二塁の好機だった。カウント2-2から高橋礼の外角シンカーに食らいついて、左前への一打。「強引にいかず、しっかり見た結果、ああいう安打が出たんで良かった」。4月20日の中日戦(甲子園)以来、38打席ぶりのタイムリーに「あの1点は大きかった」と岡田監督も賛辞を惜しまなかった。

 4日は今季2度目のスタメン落ちで、今季初の欠場。ただ、試合前練習では室内で20分以上の特打を敢行した。扉を閉めて、指揮官も見守る中での打撃矯正。「修正しながらやってました」。多くは語らなかったが、岡田監督からの助言もあっただろう。一夜明けて、すぐに結果を出した。

 岡田監督も「普通に打てばね、安打は出ると思うんだけど。今日なんか、結構ボールも選んでたしね」と評価。佐藤輝は「ボールを振らずにストライクを打つというのは、常に監督が言ってる。それができたかなと思います」と胸を張った。

 こどもの日はプロ入りから4年連続で安打を記録。4日の練習中には少年少女の呼びかけに反応し、ボールや帽子にサインを走らせていた。普段から子どもたちを喜ばせたいという思いは強い。「(いいところを)見せられたと思います」。5月5日を復調のきっかけにしたい。

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