岡田阪神 戦術反映、査定満足度No.1「ぶっちぎりの8割以上」が納得 選手会年俸調査結果発表

 日本プロ野球選手会は2日、外国人選手ら一部を除く加入選手(716人)を対象とした年俸調査結果を発表した。23年オフの契約更改交渉に関するアンケートも実施し、“チームの戦術が査定に反映されているか”の項目で阪神が12球団ダントツの数値となった。四球の査定変更を提案した阪神・岡田監督と球団の対応が、選手に理解され浸透した形だ。

 選手会が17年から実施しているアンケート。23年オフの契約更改の満足度1位はソフトバンクで、昨年1位の阪神は2位だった。5段階評価のうち、上位2つの「満足」「大きく満足」を選んだ合計ポイントがソフトバンクは62・79%で、阪神は60・00%だった。

 詳細な結果は公表されなかったが、「チームの戦術が査定に反映されているか」という項目も選手に尋ねており、選手会・加藤諭事務局次長は阪神の選手が「ぶっちぎりの8割以上が“されてる”という回答でした」と、12球団トップだったことを明かした。選手会でも「実際に(戦術が査定に)反映されていた」と分析する。

 昨年、38年ぶりの日本一を達成した阪神では、開幕前に岡田監督の提案で四球の査定ポイントを変更し、安打と同程度まで引き上げた。これで結果的に四球が急増。22年は358個だったが、23年は両リーグ最多の494個を選び得点力もグッと上がった。四球を重要視した指揮官のアクション、球団の対応。それを理解し浸透していたからこそ、多くの選手たちは戦術が査定に反映されたと感じたのだろう。

 また、選手会が発表した会員支配下選手の年俸総額は過去最高の337億4551万円で、平均年俸は前年比5・5%増の4713万円。球団別の平均ではソフトバンクがトップ(6806万円)、阪神は昨年の7位(4345万円)から3位(5595万円)に浮上した。

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